
■季節もののド短期のバイトって割がいいよね。
クリスマス商戦真っただ中
千紗希は日和の友人のケーキ屋で売り子をしている
過剰なまでに愛らしい衣装も、寒空の下では厳しいが
千紗希は来月のコガラシの誕生日のため
その前に今晩のゆらぎ荘でのクリスマスパーティーのため頑張るのであった
お買い上げのカップル客を横目に見つつ、千紗希はコガラシとの聖夜を…
バブリーなホテルのレストラン
コ「メリークリスマス!」
千「す…すごいねこんな所で食事なんて あたしのプレゼント霞んじゃうな…」
コ「気にしないでくれよ だって俺は今晩… オマエを戴いちまうんだからよ…?」
千「め…っめしあがれ…っ!!」
裸リボンもほどよくほどかれ、コガラシに後ろから迫られる……
千(ってもう!また何考えてんのあたしは…!?)
千紗希を妄想の世界から引き戻したのは、まさにコガラシその人であった
コガラシも同じ店で午後からのバイト、前々からたまに助っ人を頼まれてる
バイトとはいえ、同じ屋根の下に二人でいられるとは…///
千紗希の顔が赤いので、コガラシが気にかけると
千「へっ!?あ…えと ちょっとこの制服姿見られてはずかしいかなーとか…!?」
コ「そうか?似合ってんぞ」
千紗希はフットー状態で機能しなくなってる、ところが
外からどんがらがっしゃーん、と景気のいい音が聞こえてくる
どうやらはしゃいだ幼女がケーキの山に突っ込んできて
ケーキどころか止めようとした店長の腕までダメになってしまった様子
そこで、店長は
飾りつけだけなら一線級の小咲…じゃなくて千紗希と
霊によって一流の腕前を仕込まれたコガラシを厨房に回し量産体制
これなら千紗希も意識しすぎずコガラシと話せる
こうして、夢のような時間はあっさりと過ぎてゆく
千紗希が更衣室に入ると、バイトの先輩が着替え終わったところ
先「冬空くんか~ちょっといい男だよね あ!二人付き合ってるんだっけ?」
千「ハイ!? いっ…いえまさか! 冬空くんはただの友達で……っ」
真っ赤になって否定すると
あまりにもわかりやすい態度に、先輩が喰いつく
二人とも友達の(=ゆらぎ荘の)パーティーに行く予定だと聞いて
先「だったら途中二人で抜け出しなよ!」
千「はい!? そっそそそんなコトムリですよ…!」
先「ダメだよーそんなコト言ってちゃ!
高校時代のクリスマスなんて三回しかチャンスないんだから…!」
獲物を狩る目で凄んでくる
「じゃがんばって!メリクリ~」
先輩が部屋を出て、千紗希の脳内にはコガラシに呼び出される図が
ふすま一つ隔てた向こう側では、幽奈と雲雀が楽しげに歌っているが
千「だっダメだよ冬空くん! ココじゃみんなに見つかっちゃうってばぁ…っ」
コ「そん時ゃみせつけてやりゃいいさ…!」
こちら側ではコガラシが千紗希を戴こうとしている
コガラシも着替えようと更衣室へ向かうと、バイトの先輩とすれ違う
先「おお冬空くんおつかれ! がんばんなよ!」
肩を叩かれ、なにかと思いつつドアを開けると
まだ千紗希が着替え中(ぱんいちで腋を拭いてるところ)だった
あわてて部屋を出てドアを閉め、別室で待とうかと考えてると
千紗希がドア越しに話しかけてくる
パティシエの霊に憑かれてフランスで修業してきたことを話すと
また一緒にバイトできるかなあ、と尋ねてくる
助っ人でしか来ないのでタイミングが合うかはわからない
他でもバイトを掛け持ちしてるのは、借金のせい?と聞かれ
それもあるけど、今まで憑いてきた霊に対する供養代わりでもあり
恨みもしたが色んな経験をできたことへの感謝でもあり(でももうコリゴリだが)
千(こんな風に冬空くん自身の話聞けるのって ちょっとうれしいな)
店長は二人のお給料に色をつけたうえ、ケーキを一つ持たせる
なんといっても二人の共同作業の成果だし、ね!
千「ね! 二人で作ったケーキだって知ったら みんな驚くかな!?」
コ「おお!最初は秘密にしとこうぜ」
■二人で分けあう小さな秘密と、少し近づく二人の距離…!
おんせん54/おわり ゆび 次号、C(センター)カラーでクリスマスパーティー!!
[cc id=7502 title=”だめぽ総合”]
供養代りか…コガラシさん相変わらずかっこいいな
次号のCカラーはみんなでサンタコスとかかな?
[cc id=4965 title=”オワタあんてなRSS”]
次のクリスマス回がそれにあたるんじゃないか?今度は多分実体で幽奈が登場しそうだし
どう考えても前話ラストから続くとは思えんだろ…
パティシエの霊に取り憑かれた時、フランスまで行ったのかww
引用元: http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7057/1484313123/



コメント