
サカタ「お前が皆の注意を引いた直後バリゲンは不意打ちに遭った」
ロベリー「そんなっ」
サカタ「こちら第3王子私設兵サカタ。バリゲン殺害共犯と第14皇子暗殺計画の容疑で第6王妃を提訴し控訴を要請する」
クレアバトロ(最高裁判官)「要請は却下する」
サカタ「!?何故です」
クレアバトロ「状況証拠は意図的な偽造が容易であり王族特権の保護規定を超えない。以上!」
「どうしてもダメか?」
「ああ」
クラピカ「レッスンの間武器を渡すわけにはいかない」
ムシャホ「しかし又似た様なケースが起こるかもだぞ」
サカタ「それはこちらで対処出来ている」
クラピカ「始めからそういう条件で集まってもらったはずだ。予定変更を検討するのは我々ではない」
クラピカ「このまま続けるか否かを10時までに各々決めてくれ。それ以上遅れると二週間の約束を保証出来なくなる」
クラピカ「王妃…私達とこちらへ」
ヒュリコフ「お前はついていかなくていいのか?『王子の任務』だろ?」
バビマイナ「…オレの任務に口出しするな」
バビマイナ「その王子に言われたはずだ。『経過は任せる』とな」
ヒュリコフ「『命を賭して』とも言われたな。失敗できんぞ大丈夫か?」
バビマイナ「完璧さ。お前がいなきゃな」
ヒュリコフ「ハハハ。オレはお前といると楽しいぜ」
食事の用意をしているシマノにダウジングチェーンと拳銃を突き付けるクラピカとビル
シマノ「ひゃっっな、何!?」
クラピカ「2つ質問する。答えてくれ」
クラピカ「バリゲンを襲ったのは君か?」
シマノ「バリゲン…!?さっき死んだ人?まさか!!私じゃない!!」
クラピカ「…念能力は使えるか?」
シマノ「とんでもない!!「念」って言葉すら昨日初めて聞いたのに!!」
シマノ「なんであたしが……!!あたしだってこんな事になるなら……!!」
クラピカ「………すまなかった。前の事件と今回の事件に重なる人物は限られているのでな」
シマノ「…それならビルだって…!」
クラピカ「無論確認済みだ」
シマノ「…失礼ながら第14王子の念獣の可能性は…?」
クラピカ「それもない。タイプが違うんだ」
シマノ「?」
クラピカ「王子の念獣は全て儀式によって生まれた寄生型で普通の人間には視えない。対象者に憑依している霊みたいなイメージだ」
クラピカ「一方今回のヘビはその場にいた全員が目撃している」
クラピカ「具現化…つまり通常の物質の様なもので普通の人間にも視えている」
シマノ「それ…は結局全く違う能力って事?」
ビル「大きなくくりだと同じ念能力だ。簡単に言うと能力者のイメージやリスクの考え方が違うんだ」
ビル「例えば具現化して普通の人間でも視える状態の蛇は見つかるリスクが高まるだろう?」
ビル「これが行動制約のリスクだ。難易度が上がる程能力の威力が増す」
クラピカ「逆に能力者にしか視えない寄生型は『普通の人には視えない状態』に多くのエネルギーを使うから別のリスクを負う必要がある」
クラピカ「特に今回の継承戦の様に14人もの人間に違う念獣を寄生させるには莫大な…」
クラピカ「……」
ビル「どうしたクラピカ!?まさか例の頭痛か!?」
クラピカ「いや…大丈夫だ。とにかくここにいる者はクリアだ」
クラピカ(そうか…もしかしたら…継承戦から誰か一人でも離脱する事が出来れば……制約と誓約が崩れ全員の念獣が消えるかも…!?)
クラピカ「機会を探り他の者も可能なら鎖で調べるが…君達もさり気なく周りの連中を観察してくれ」
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「そりゃそうだろ。王子の命令だからな」
クラピカ「では始めよう。まずは各自自由に自分の右手と左手をつないでみてくれ」
クラピカ「できたか?この結び方で念を覚える際の傾向を大まかに分ける事が出来る」
クラピカ「祈り(プレイ)型に属する者は」
オイト「シマヌ…なぜ残ってくれたの?」
オイト「あなたの言う通りもう辞めても良かったはず…」
オイト「対価に見合う状況では全然ないのだし」
シマヌ「大変申し訳ありません!!決してイヤイヤやっている訳では…」
オイト「わかってるわ。むしろ感謝してるから知りたいの」
オイト「ありがとう…残ってくれて」
シマヌ「…私の家は代々王族に仕えております」
オイト「…」
シマヌ「祖父祖父母共に亡くなる寸前まで職務を全うしましたが父と母は病気でそれが叶いませんでした」
シマヌ「両親はそれが無念だった様で『あなたは死ぬまで王族に尽くしなさい』というのが2人の遺言でした」
オイト「いいのよ。兄弟はいるの?」
シマヌ「いえ…一人っこです」
オイト「そうなの…私5人兄弟の真ん中で兄姉妹弟全部いるわ」
シマヌ「うらやましいです。私もお兄ちゃんほしかった」
オイト「全然よ!小さい頃はずっとこき使われてたわよ」
シマヌ「そうなんですか」
クラピカ「ここからの講習は基本的にグループ単位で行う事になる」
クラピカ「祈り(プレイ)型は目を閉じて水をすくうイメージで」
クラピカ「握手(シェイク)型は輪になって時計回りにオーラを流していくイメージで」
クラピカ「片手主導(キャッチ)型は空中で綿菓子を作るイメージで」
クラピカ「ヒュリコフとベレレインテはグループのオーラの流れをチェックしてくれ」
ヒュリコフ「助手か?」
ベレレインテ「助手ね」
クラピカ「それでは始め!」
「5千ジェニー!?」
「ただ通るだけでそんな…!!」
「いやなら別の道を行けよ」
「ここはぶおーる一家の特別警戒区域に指定されてましてねェ~~」
「しかし食堂はここからしか…」
「くそ…性質が悪いな。何とかならないのか」
「軍の担当兵を買収してるんだ。やりたい放題さ」
「便利な回数券もありますぜ。何ならローンの相談にも乗れますし」
「食堂まで行かなくとも我々の店で缶詰やレトルト食品も買えますぜェ?」
「くっ…」
フィンクス「どけ」
「ああ~?」
「誰に口きいてっかわかってんのか!?ああコラ!?」
「オレ達ゃ泣く子も黙る」
「ブオール一家は選挙に例えると泡沫候補でしていわば屁みたいなもんでございやす」
「新大陸での縄張りを決めるためカキン系の3大マフィアがこの船に乗り込んでいやす」
「それぞれが王子と各自のパイプを持っていて組長連中は1層のVIP待遇」
「下層の兵隊は上陸までの間、いかに敵の戦力を削るか画策中って状態でやす」
フィンクス「お前達はどこに属してるんだ?」
「オレらは日和見(フリー)のチンピラでさぁ」
「抗争(リスク)がない分しのぎの9割はそいつらにピンハネされますけど」
「第3王子シュウ=ウ一家、第4王子エイ=イ一家、第7王子シャ=ア一家のケツモチしていやす」
「どこかと盃を交わした瞬間、残りの2つが仇敵ですからね…」
「組に居る連中は肝が据わっているかイカレてるかのどっちかでさァ」
ノブナガ(まぁこいつらに聞いても無駄だろうが…)
ノブナガ「2層より上にはどうやって行くんだ?」
「いや無理ですよ。船内放送でも言ってましたが上と下とは行き来が基本不可能でやす」
フィンクス「幹部と兵隊の間を仕切ってる奴が下層にいるはずだ」
フィンクス「御目付役無しで動く程血の気の多い若い衆は従順でも利口でもないからな」
ノブナガ「そいつを見つけ出して上との橋渡しを『お願い』するか」
フランクリン「てっとり早く3つとも敵に回す手もあるぜ。一番勢力の強い組は?」
「資金力と数でいうとシュウ=ウ一家でげすが…ちょっちょっ一体何の話してんすか!?」
「勘弁して下さいよ。我々どの組にも楯突く気はないんでげすから!!」
フランクリン「シノギを受け取りにくる奴がいるんだろ?そいつここに呼び出せ」
「いやいや無理!!無理ですって!!」
「あっちが一方的に期日を決めてやって来るんす!」
「いつだ?」
「次は…土曜日です」
ノブナガ「んじゃお宝の方はそれでいいや」
「お宝……?」
フィンクス「うるせーな。聞いてんじゃねェぞ。だがこれから言う事はよく聞け」
フィンクス「身長(タッパ)が190以上あるヤツ見つけて全員の部屋番控えて教えろ。今からそれがお前等の任務だ」
クロロ「無理だね」
マチ「……早い者勝ちだ。見つけた者が殺る」
クロロ「駄目だ」
マチ「それじゃコインで決めようよ」
クロロ「それこそ無理だ」
マチ「何故!?」
クロロ「コインは一対一で揉めた時。今回は全員が自ら殺りたがってる」
クロロ「無論オレも含めてな」
クロロ「見つけることだ。ヒソカは必ず船内にいる…!」
「心よりお悔みを申し上げます」
ホイコーロ「…悲しむ事ではないホ」
ホイコーロ「娘(モモゼ)はカキン大樹の礎となり生前よりも力強く輝き息づいているホ」
ホイコーロ「娘は今も生きているホ」
おわり
ヒソカよりお宝狙ってる感じだな
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ただゴッド冨樫は限られた空間で人減っていく物語を描きたいって言ってたから旅団は徐々に削られていくんだろうけど
多少インフレしたせいで、旅団が雑魚ランクに落ちているが、団長も含めれば十分な成果だ
でもクロロは一対一じゃマチはヒソカに勝てないと思ってるのか
クロロが許可したというより、他の旅団員がクロロの命令を聞かない状態なのかな
読む限りだと目的はあくまで「お宝」のほう
ヒソカへの報復は主目的ではないが旅団内でヒソカへの対処をどうするか割れてるって感じだろうな
めっちゃ邪悪な顔してそう
一番生存してほしいキャラかもしれん
イカルゴとかの枠になれないもんかな
ゴレイヌさん枠だな
センリツみたいでもある
クラピカは何だかんだ仲間いないとダメダメだからビル死んだら割とヤバイ状況になりそう
怪人たくさん持ってるのにご丁寧に1体ずつ仮面ライダーの前に投入するショッカーみたい
マフィアなら余裕だろうけど
ルールなしじゃ一人で勝てない相手なんだよ
クロロは早い者勝ちはダメっていってる
3組くらいじゃないの?
全員で一ヶ所ずつ探しても見つかるわけないし
まあそんなもんだろうね
能力3つで一度殺したし
大怪我してるからそのくらいで殺れると踏んでるのかな
円使わずカルト見つけた時みたいに感度ビンビンのヒソカは強い
ヒソカ1人じゃ無理やと思ったわ
引用元: http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1516865996/


コメント
正直ビルはモブ臭はんぱなくてすぐ死ぬと思ったらクラピカの良い相棒になっててワロタ
師匠やレオリオやキルアよりも相性よさそう。センリツポジシャンやん
用意周到に準備しても雑魚専ピエロひとり仕留められず挙げ句の果てにコルトピとシャルナークが殺されるという失態を犯した幻影旅団団長クロロ・ルシルフルくんの活躍に乞うご期待!
そりゃそうだ全員がヒソカ見つけたいのにマチにだけ「私がやる!」「任せた」なんて言えないマチはアホの子かよ
ヒソカスも旅団もネテロなら数秒で倒せるレベル
報復大好きなのに索敵する能力がないクロロの無能さよ…